サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2017年5月12日金曜日

オックスフォードへ




先週末(先々週末?)はローマに行ってきたのですが、この週末、というか、日曜日から水曜日まで、今度はイギリスのオックスフォードに行ってきました。今回は私の用ではなく、夫の仕事です。一人で行きたくないというので、私と、それから息子も小学校をサボって一緒に行ってきました。

綺麗な街だと聞いていましたが、うん、確かに。こじんまりとしていて、緑が多くて、石造りや煉瓦造りの建物、威厳を醸しながら建っているオックスフォード大学・カレッジの数々。好きな人にはたまらないんだろうなあ。

到着が日曜日だったのですが、お店など結構どこも開いていて少し驚き。そしてやっぱり観光地なのですね。私たちを含め、たくさんの観光客たちがそぞろ歩いていました。小さな街なのですが、ホテルでもお店でも働いている人は多くが外国人。イギリス人になかなか会えません。ロンドンならわかるけど、小さな地方都市でもここまで外国人労働者が多いとは思っていませんでした。まあ、小さいとはいえ大学もあるし、経済的に豊かそうだから、当然といえば当然なのかな。
泊まった小さなホテルも、オーナーはイギリス人でしたが、スタッフは私が会った限りで、ロシア人、インド人、中国人。
ある時入ったレストランでは、ウェイターさんにいきなり日本語で話しかけられ、びっくり。聞いてみるとフランス人で、一年間北大に留学していたと言います。一年しか住んでないとは思えないほど上手な日本語。とっても感じのいい人で、食べ物が美味しいので留学中20キロ太った、北海道で食べたお寿司のあまりの美味しさに感動して泣いた、などなど、楽しい話を聞かせてもらいながら、美味しくお食事をいただきました。日本が好き、って言ってもらえるって本当に嬉しいのですよね。彼は将来日本で自分のお店を出すのが夢だそう。ぜひ実現してほしいなあ!

ちなみにこのレストラン、The Follyというお店です。
オックスフォードの相場からすると若干お高めですが、おすすめ。
(滞在中行った中で、唯一(!)美味しいお店でした。^^;)
http://www.no1-folly-bridge.co.uk/


そして興味深かったのは、クライストチャーチ・カレッジ。
ハリーポッターを読んだことも観たこともなかったので知らなかったのですが、ロケ地になったのですね。いや、すごい建物です。威厳と威圧を形にしたらこうなった、というか。「うちは伝統と格式ある名門ですから」というオーラが漂いまくっています。「テスト中につき、お静かに願います」という案内板が入り口や中庭に出ていて、こんなに観光客が毎日ぞろぞろじゃあ、落ち着いて勉強なんてできるのかしら?と思いながら私達もちゃっかり観光。そしてハリポタファン必見と言われる食堂へ向かいました。実に面白かったです。入り口から前方の教授たちが座る段上席に向かう三列の長いテーブル、高い天井、部屋の両側に上から見下ろすように飾られている肖像画の数々。上級生、下級生、誰がどこに座るかも、きっときっちりと決まっているのでしょう。奥に向かって伸びる細長いその部屋の造りが、天井の高さをより強調する効果を出しています。その高さが与えるものは開放感ではなく、父なる神の威厳、権威、威圧感、といったところでしょうか。なるほど、イギリスの階級社会はこうやって連綿と続いているのか、と妙に感心。当然「母なる大地」なんて概念はここには存在しないし、床は硬く冷たいものでしかない。ここにいたら、足はどんどん閉じていって、気は頭の方にあがっていっちゃうだろうなあ。
こういう空間で育まれる帰属意識や階級意識って、あんまり「これから」な感じがしないのです。そうはいっても人間ってこういう権威的なものが結構好きだったりするのですよね。支配したい、支配されたい、、、SMみたいな感じ?(違うか)



でもきっと、そういう意識に頼って満足感を得ようとしないほうが、色々自由で深い幸福感を味わえるんじゃないかな、と思うのです。
もう21世紀ですしね!


同じく天井の高い威厳ある建物でも明るく開かれた印象があったのは自然史博物館。天井から自然光がたっぷり入るのも関係しているのかもしれません。展示物も充実しているし、とても見やすい配置になっていて、来館者のことを考えてくれているのが伝わって来ます。

ちょうど「Brain Diary」というイベント展示期間中で、すごく面白かった!人間の脳が胎児期からどう発達していくのか、他の生き物たちと人間の脳はどう違うのか等々、結構詳しく、そしてわかりやすく展示されていました。その中で面白かったのですが、眠気を感じるのをコントロールしている体内時計が十代だと最大3時間ぐらい遅れるのだそうです。だからついつい夜更かし気味になったりするのですね。加えて、この年代では大人に比べて長い睡眠時間が必要だということ。そのことを踏まえて、授業の開始時間を遅らせてみる決定をした学校もあるそうです。それが学生の注意力、学習、記憶を高めたかどうか、結果を知りたいものですね。


というわけで、オックスフォードへの小旅行、でした☆

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