サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2017年11月29日水曜日

フェルデンクライスと赤ちゃんと劣等感と

フェルデンクライス・ジャパン主催のトレーニング
(プラクティショナー養成のためのコース)で、
通訳をさせていただきました。

呼んでくださった主催者のかさみさん、教育監督のステファニー、
本当にありがとうございました!

スタッフのみなさん、生徒さんたちにまた会うことができて、
本当に嬉しかったです。
そして一年ぶりに日本に行けたのも^^


今回のトレーニング、何が素敵だったって、
生徒さんの一人が毎日5ヶ月の赤ちゃんを連れて
参加していたこと!そしてみんながそれを温かく
見守っていたこと。小さい子供がいても、
周りの人たちに助けてもらいながら、
そしてお母さんも赤ちゃんとの時間を犠牲にすることなく
やりたいことをやってるって素敵ですよねえ。


赤ちゃんは、何もできない手のかかる存在ではなく、偉大な先生。

フェルデンクライスでは、赤ちゃんの動きを
通して学び方を学ぶと言っているので、
みんなただ赤ちゃんをあやしているだけでなく、
そこから学ぼうと敬意を持って接している、
その関係性も、とても心地よかったのです。



こちらはフェルデンクライス業界ではよく知られた動画。
赤ちゃんの動きとメソッドのつながりがよくわかります。





そこからつらつらと、高校時代の
珍事件(?)をふと思い出しました。
家庭科のテストでのこと。
「子は( )である」、この( )の
中に適切な語を入れなさい、という問いがあって、
「国の宝」って書いたらバツにされた!
おかしいと思わない?!と憤慨していた同級生がいました。
教科書に同じ文章があって、その通りに書かなかったから
バツ、だったわけですね。

でもほんと、子は国の宝じゃんね。

Tちゃん、高校生にしてそんなことわかってたなんてすごいよ。
卒業後、日本最高学府に進学したけど、今頃どこでなにしてるのかな。


今回のトレーナーのポールも言っていました。
「赤ちゃんにはまだ劣等感がない。
だからみんな赤ちゃんのことを好きになるのです」

自信がない、私は〜がうまくできない、こういう意識を
持っていると、それは劣等感だと自覚できるのですが
実はもっと色々あるのですよね。
例えば、人を見下す、自分の失敗を認めようとしない、
競争心が強い、優越感を持ちたがる、
これらも劣等感のバリエーションの一つ。
そういう傾向のある人たちは、自覚は全くなくとも
大抵深いところに劣等意識を抱えています。
自分に対する安心感がないから、周りの人を
落とすことで自分の安全を保とうとするわけです。
無意識で行なっている自己防衛なんですよね。

赤ちゃんには劣等感がない、つまり
どっちが上、下、という優劣意識がなく、
自分のことも人のことも批判したりしない。
それってやっぱり素敵なことですよね。


赤ちゃんから教わることは実に多いです。



 東京到着翌日に広尾商店街を歩いていたら、
東京タワーが見えて、わけもなくジーンと感動。
いいなあ、東京タワー




2017年11月12日日曜日

IH(インテグレート・ヒーリング)との出会い


IHを初めて知った頃の私は、やたらとしょっちゅう
体調不良に陥いっている人でした。

特に30歳を超えたあたりから、生理のたびに
偏頭痛で寝込むというパターンができてしまい、
全く起き上がれない日が2〜3日続き、
その後通常の生活ができるようになるまで1週間かかる。
しかもスッキリ治るわけではなく、だましだまし
日常生活に戻っていく、、、、それが毎月。

そんな生活の日々だったのです。

だからいつも健康になるためのものを探していました。
いろんな食事療法をかじってみたり、健康体操をやってみたり。

フェルデンクライスを始めてからは、生理と連動した
偏頭痛の頻度が減っていきました。
それでも疲れやすいところ、寝込んだ時の
回復力の鈍さは相変わらず。

その後子供が生まれ、子育てのストレスに加えて、
花粉症がひどくなったり、湿疹に襲われたりと、
特に子供が小さかった時は、体調不良に拍車がかかっていきました。

当時は、いつも頭の中が詰まっている感じがしてるし、
いつもイライラ、元気もない、、、、
こうやって書いて思い出してみると、
あああ〜、せっかくの人生なのに、なんてもったいない!
っていう時間を過ごしていたんだなあ。
抜けてよかったね、私。

しみじみそう思います。

とにかくこの体調の悪さをなんとかしたい、
そう思って、色々探しているときに見つけたのが、
この間中級クラスも開催してくれた、のりこさんのブログ
それが私とIHの出会いだったのです。
のりこさんのブログは読み応えたっぷりで、
それ以来いつも更新を楽しみにしていました。
そして、ああ、いつかこの人のセッションを受けてみたい、
と、思いを募らせていました。
恋い焦がれているようなものでしたね😊。

そして確か一年後ぐらいに、夫の仕事でベルギーを離れて
日本に帰国することになりました。
それが決まって引っ越しの準備をしてる時のこと。
のりこさんのブログをみたら、今度帰省をするので
東京でセッションをします、とあるではありませんか!
夢にまでみた、のりこさんのセッションを受けられる〜!
日本での新生活を、のりこさんのセッションで始められるなんて!!
と、小躍りしたくなるぐらい嬉しかったのを覚えています。


そして初めてのセッション。
都内のホテルの一室でのりこさんとの感動の対面。
ブログの勝手な印象から、「私は神とつながってます」系というか、
もっとふわふわした感じの人なのかと思ったら、
結構サバサバしてて、予想より声も低め。
あ、いいなあ〜、とますます好きになりました。
その時は、セッション中に会話はほとんどなく
私はほとんど眠ってたような。そして音叉を始め、
いろんな綺麗な音を鳴らしてもらって、セッション終了。

あー、、、ついにのりこさんのセッションを受けられたんだ、
と感慨に耽りながら、家路についた時、びっくりすることが起きました。


その時のセッションで、取り扱ってほしいと
お願いしたことの一つに、「頭の中がごちゃごちゃ。
集中できない」がありました。
何かしていても、すぐに違うことが気になって集中できない、
本も読めない。そんな状態だったのです。
ところがセッション後、電車に乗って本を開いたら、え!?!?
びっくりするほど集中して読めるではありませんか!
そして頭の中が澄んでいるのです。
興奮してお礼のメールをのりこさんにしたら、
「脳の調整(脳の中のエネルギー回路を整えるIHの調整法)を
すると、すぐに違いを感じられることが多いんですよ」と
お返事をくれました。

その体験から、ますますIHに興味がでてきて、
もっともっとセッションを受けたい!と
思うようになり、平均して一年に一回の頻度で
のりこさんのセッションを受けに
NYまで何回か行ったのでした。

、、、って友人にいうと、セレブね〜、と
からかわれたりするのですが、
セレブじゃないんですよねえ、残念ながら😅。
でも、それでもどうしても行きたかったのです。
これは自分に絶対必要なものだと感じていたので。
で、せっかくはるばるNYまでいくのですから、
一回だけ受けるなんてもったいないことはできません。
まとめて何回か受けるわけです。
最多で一度の滞在中に12回受けたこともあります。
セッションの内容と、そこにのりこさんが費やしてくれる
エネルギーを考えたら、料金は、ものすごく良心的な
設定なのですが、それでも払う方にとっては、
特に何回も受ける場合、なかなか覚悟がいるわけです。
しかも旅費やら宿泊費やらもかかるわけですし。

常識的で理知的なことをするべきである、
多分そんな空気の家庭の中で
私は育ってきました。

そんな人間には、こんなお金をかけてセッションを
受けにNYへ、だなんて、頭のたがが外れてしまった
行為のようにも思えたのですよね。
初めて行った時には、自分はもしかしてとんでもない
バカなことをしているんじゃないのか、と突然不安に
かられたこともありました。

でも、のりこさんのセッションルームで
横たわってセッションを受けている時の
あの安心感。なんともいえない、深くて開かれた
感覚は、今までに経験したことのないものでした。
ここでは自分は全部自分のままで受け入れられている。
顕在意識で気づいていない部分まで含めて、全て。
そして行くたびに知らなかった自分と出会うことができ、
心がどんどん軽くなっていく。
体も元気になっていく。


そしてまあ当然の流れというか、もっと知りたいな、
受けたいな、やってみたいな、が
どんどん増幅していき、IHの講習会に行き、のりこさんの
キネシオロジー初級、中級クラスも受講し、
現在に至る、というわけなのです。


そして面白さは尽きることなく、発見と探索が
ずっと続いています。