サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2018年9月18日火曜日

靴教育の講演を聞きました

先日、本屋さんにぶらりと入った時のこと。

入り口のオープンスペースで講演会が行われてました。


(あ、ちなみに私はジュネーブを出て、今は札幌に住んでいます!)


のぞいてみると、「靴の選び方と履き方」について。
へええええ、一般向けに、そして本屋さんで
この内容のレクチャーが行われるっておもしろい。





















実は私の息子と夫、二人とも外反足気味なこともあり、
私にとってはかなり気になるお題。
「途中での入退場は自由ですので、よろしければお座りくださ〜い」と
声をかけていただいたので、座って拝聴しました。


講演をしてらしたのは吉村眞由美さんという方。
「靴教育学者」、というタイトルに、
え?そんなものがあるの??と、最初びっくりしたものの、
確かに靴ってすごく大事よね。。。。


足にあった靴選び、正しい履き方がいかに大切か、というお話でした。


ドイツに視察に行かれたとのことで、
靴屋さんに行ってみると、キャラクター系靴がない。
見た目じゃなくて、機能性で靴を選ぶ。
子供ではなく、大人が選ぶ、といったお話をされていました。

私はドイツのことはよく知りませんが、
一般的に、ヨーロッパでも足によろしくなさそうな
子供用の靴はたくさんあります。
ただそれは、子供の欲を駆り立てるキャラクター物や、
きらびやかな、見た目重視の物、というより、
単に安価なもの、かな。

あ、でもかかとに車輪がついていて
つま先をあげてかかとだけ地面につけると
ローラースケート感覚を味わえるものとか、
点滅する小さな電灯が散りばめられているもの、
なんてのはあったなあ。


同じ靴を履いていても、西洋人と違って
日本人は、靴でも草履や下駄を履く感覚で
履いてるんですよね。
そもそも、着物を着なくなっても、
草履を履かなくなっても
家の中から畳がなくなっても、
日本人の体って、それから体の使い方って、
着物と下駄の時代からさほど変わっていない気がします。
それは別に悪いことでもなんでもなく、
いっそもっと下駄や草履を履くようにした方が
いいんじゃいの?そんでもって、
もっと畳の素晴らしさを堪能しようよ、と
思ったりもするのだけど、
・・・まあ、とりあえずそれは置いといて。


靴を履く以上、靴の特性を生かした履き方を
しないと、体の害にすらなってしまう、ということなのですね。


それから私は知らなかったのですが、
カーブを早く走れる、という宣伝で
子供達の間でとても流行ったスポーツシューズが
あるそうですね。
足裏が左右非対称になっているその靴を
実際に見せてくださいましたが、
確かにそんな靴を長時間毎日履いていたら、体は歪みそう。


吉村さんが見に行かれたドイツの学校の
靴脱ぎ場?のお話もあって、そこにはベンチが
あって、そのベンチの下に靴を置く。
だからみんなそこで座ってしっかり靴を
履けるようになっている。
日本の学校では、縦一列にいくつもの靴箱があって
ゆっくり靴を履けない→足に良い履き方ができない、と。

確かにー。

で、やっぱり足のためには紐靴が一番いいそうです。
上履きにしても、バレエシューズにゴムバンドが
甲のところにある、あの昔ながらのものは、
足をきちんと守ってくれなくて、よろしくないそう。

で、靴を履く時、日本ではつま先を床にトントン、と
打ち付けて足をしっかり靴に入れますけど、あれって
鼻緒をしっかり親指と人差し指の間に
はめるためにやっていた名残のようですね。
靴を履く時は、つま先ではなくかかとをトントンと
して、かかとが靴にしっかり包まれるように
するのが大事だそうです。

吉村さんは保育園、小学校、等の教育機関でも
靴教育を行ってらっしゃるとのことで
足は体を支える土台だし、
機能的で理にかなった靴の履き方を、
これからどんどん広めていっていただきたいものですね。