サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)
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2017年10月19日木曜日

のりこさんのキネシオロジー中級講座 その③ ーのりこさんを巡るココロの軌跡

5日間の講座中、毎日二人ひと組になって実践練習があります。
しかしやっていて、どうもしっくりこない。
クラスという特殊な状況でやってるからかな、なんて
最初は思ってたんだけど、ある時気がついた。

わたし、上手くやろうとしてる




言われたことをきちんとやらなきゃ、上手くやらなきゃ。
なぜなら、上手くやって「すごーい!」って思われたいから。
上手くやらなかったら、この人全然できてないじゃない、
って思われるに違いない。それが怖いから。

・・・・・・。

ああああああああ〜
そんな感情に気がついて、一瞬落ち込みそうになった。
またしても「認めてほしい」のインナーチャイルドかい。
一体いつまで出てくるのか、そしていつまで
自分はこんな器の小さな人間でいるつもりなのか、
と、得意のダメ出しも始めたくなる。


でも私は、そんなダメ出しが自分をどこにも
連れていかないってわかっている。


だからすぐに体制を立て直した。

受け止めてあげればいい。
寂しかった、悲しかった自分の気持ちを、
そうだよねー、認めてほしかったんだよねえ、って
抱っこして、おんぶして、
いっぱいヨシヨシしてあげればいいだけ。


今回の「認めて〜」インナーチャイルドは
のりこさんに対して、むくむくと出てきた。

のりこさんに認めてほしい。
のりこさんにダメだと思われるのが怖い。

調整に音叉や惑星チャイムが選ばれて、その組み合わせを
筋反射で見てる時、「ん?その調整にこの組み合わせなの?」
なんて言われようものなら、動揺しまくり。
自分の筋反射が信じられなくなって、筋反射が
怪しくなりまくった。


のりこさんは、優しい。
でもその優しさは、下町人情物語に出てくるような
人間味あふれるって類のものとは違う。
だからきっと誤解する人もいるんだろうなと思ったりする。
澄んだ深い湖の中を見ているような、どこまでも透明に
広がっている優しさ。

今回会って、また一段と透明になってる気がした。
そのうち体の向こうが透けて見えちゃうんじゃないか、
って思うぐらい。
きっと壮絶なセッションも多くやるんだろうし
こうやって透明になっていかないと、人間のりこは
もたないんだろうなー、なんて勝手に納得してた。


セッションでは、これはもう手放していいんだよって、
その人の性格というか、性質というか
傾向というか、まあそういうものが、身体から
情報として上がってくる。
「明晰さの欠如、人間不信、競争心が強い、冷酷、、、、」
なんて感じで。

はたから見れば、全然そんな感じに見えない人でも
そんな情報が出てきたりする。
しつこいけど、これは、もう手放していいんだよ、
手放して、その先にある可能性を開いていく時なんだよ、
と身体が知らせしてくれてるだけ。
それでも、そういう言葉の羅列を見ると、
「あなたはこんなにダメな人間なのよ」って
罵倒されてる(!)気分になったりする。

自己価値や自己信頼の低さが、ここに如実に出てきちゃうというわけ。^^;


のりこさんのセッションは、受ける度に
どんどん進化していって、どんどん深くなっていってる。
そして当然上述のようなことばが沢山出てくる。
毎回毎回。
するとわたしのインナーチャイルドが騒ぎだす。
そんなに私のダメなとこばっかり見ないでよ〜。
すごいじゃん!こんなにできるじゃん!って
手放しで誉めてよ、認めてよ~、って。


こういう流れもあって、のりこさんに
認められない恐れってのが、
講座中に出てきたのでした。
だからそんな自分をしっかり受け止める。
心が落ち着くまで、気がすむまで抱きしめてあげる。


セッションをするには、自分の筋反射への
信頼が絶対 (でも盲信はしない)。
だから筋反射が選んだものが、
のりこさんに「え?」って思われようと、
私はわたしの筋反射を静かに信頼してればいい。
自信を失う必要も、頑なになる必要も、
反抗する必要もなく。
その時の筋反射がもし違っていたら
それも後で必ず筋反射で気づくから。

講座中、こんな感じで
少しずつ大事なことを思い出して
立ち直っていった、という
個人的な過程もあったのでした。





2017年10月16日月曜日

のりこさんのキネシオロジー中級講座 その② ーフォーマットを巡るココロの軌跡


今回の講座で圧巻だったのが(いや、全部圧巻だったかな)
いろんなケースに対応した「フォーマット」。
血圧、肩の痛み、アレルギー、集中力、安心感、、、
肉体的なものから、心理的、精神的なもの、
ピンポイントから全体的なものまで、
そのテーマは、多岐に渡っています。
この膨大な量のテキストをコンピュータで打ち込むだけで、
一体何時間の仕事になるんだろう、、、と、
事務処理能力が限りなく低い私は、くらりとしてしまう。


でも実は、これをもらった時ちょっと抵抗があったのですよね。

初級講座以降セッションをやってきた中で、
いつもどこにいくのかわからないけど、
どこかに導かれていっている、という感覚がありました。

私が頭で何もわかってなくても、何かしようとしなくても
必ずどこかにたどり着く、むしろ、何もしようとしない方が
行くべき所にたどり着ける、
そんな小さな経験則を持っていた私には
最初このフォーマットが、頭痛薬、咳止め、みたいな
対症療法的なものに見えてしまったのです。

それと、それぞれのフォーマットでは、手順がきっちりと
説明されていて、それにも、うーん、、、とだったのですよね。
まずここの情報をとって、そのあとリストでこれを調べて、
っていうマニュアルが、セッションの向かう方向も流れも、
導いてくれる大いなる存在もコントロールしようとしている、
みたいに感じられてしまったのですよ。
それって自然を自分の都合でコントロールしようと
する人間の傲慢さと同じみたい、そんなことしたら
話が小さくなっちゃうんじゃないかな、って。


でもやってみて、あ、そっか、
これって川下りみたいなもんなんだって思った。

以前の私は、乗り方がわからないから、
放り出されないようにしがみついているのが精一杯。
途中石にぶつかって、いかだごとひっくり返りそうになったり、
グラグラ揺れて、オエ〜ってなったりしながら
なんとか下っていった、、、そんな感じ。

でもこのフォーマットは、川の流れがよく見えるように
なるためのもの。

流れがからだで見えてくると、
どこに身を置けば、どの方向を向けばいいのかわかってくる。
それはコントロールするのでもされるのでもなく、
実に清々しい感覚なのです。

これがわかったら、途端にフォーマット集が
宝石箱のようにキラキラ輝いて見えてきました。

「老眼」フォーマット、早く自己調整でやりたい♪
花粉症、血糖、パニック症、、、
いや、もう全部ステキなんだけど、
一体どれだけの人が恩恵を受けられることか。
ああ、これからのセッションが本当に楽しみ!

情報盛りだくさんの5日間だったけど、
日が経つにつれ不思議とどんどん頭がスッキリしていった。

絶好調!な面もあり、デトックスで中から重た〜いものが
色々上がってきたり、インナーチャイルドが顔を出してきたり
自己価値が揺らいだり、と、
色彩豊かに感情を味わった時間でもありました。


つづく(多分)



2017年10月12日木曜日

のりこさんのキネシオロジー中級講座 その① ー 侵略エネルギー、そして宮沢賢治

NYで、のりこさんの中級キネシオロジー講座を受けてきました。

ちょうど一年前、東京で初級講座を受けて以来、
セッション熱が高まりガシガシぐらいやってきて、
そろそろ次の段階にいく頃だなあとは思っていたので
私にとっては、実にいいタイミングでの中級講座でした。
(とはいえ、行くか行かないか、最後までグダグダ悩んでいたんですけど)


夏あたりから、おでこのあたりがモヤモヤしていて、
なんかスモッグに覆われた都会のような、そんなモヤモヤ感。
それも外から引っ付けたというより、内在してたものが
奥から浮かび上がってきた、そんな感じ。
自己調整はバンバカやっていて、やるたびにはっきりと
いろんなことが変わっていくんだけど、ここだけはどうしても抜けない。
松果体のブロックなんだか宇宙系遺伝だかなんだか知らないけど、
とにかくなんとかしなきゃいけないという気は、結構ヒシヒシとしていた。
そのためにも、きっと中級講座は受けに行かなきゃなんだな、
ということで、お金のブロックも、オットとの険悪な空気
(いや、そこまで酷くなかったけど)も乗り越えて、行ってきました。
「困難を乗り越えてこそ人は成長できる」系プログラムが、
まだまだあることを痛感させられながら。トホホ。。。


講座の初日。最初の二人一組の実践は軽く場ならしって感じで、
霊的エネルギー外しから。
(霊的エネルギーって体調不良とIHセッションでも
書いたんですけど、それ外すだけで相当体調がよくなったりするのですよ)

そして、そのあとは松果体ブロック外し。
初日に、いきなり今講座のハイライト!!
それもそのはず、セッション中にブロッキングが起きて
筋反射が怪しくなってきたとき、このテクニックが非常に有効なので
まず最初に学ぶ必要があったのです。

中級では、初級クラスでいただいたのりこさんオリジナルの
スキャンリストにさらに情報が増えて、
特に、霊的なエネルギーなどが載ってるページは、
いろんな侵略エネルギー系情報がてんこ盛り。
エンティティも、いろんなタイプに分類されてるし
宇宙系エネルギー、それも呪い、恨み、妬み、などなど、
おどろおどろしさたっぷりな(笑)名前に分けられたものたちが、
新しく仲間入り。
この講座終了後にはどんなセッションができるようになるんだろう〜、と
このリスト見てるだけで、ワクワクしてきちゃいました。

実践練習をする前に、まずのりこさんのデモ。
誰かデモ受けたい人〜、ってのりこさんが言ったので、すかさず挙手!
もう一人手を挙げてたけど、私のブロックが
相当やばかったからか、私が選ばれました。

デモでは、9次元とそれより低いもう一つの次元
(なんだったか忘れた)が出てきたんだけど、
9次元の方が相当強烈だったみたいで、
時間が限られたデモ中には、そこが解除しきれずデモ終了。
それで私はすっかり具合が悪くなってしまい、
クラス終了後に、のりこさんが軽くそれだけ外しておこうか、と
続きのセッションをしてくれました。
軽く、といっても1時間か1時間半ぐらいかかったような。
ああ、これを受けられただけでも、はるばるNYまで来てよかった〜、と
しみじみ感謝なのでした。のりこさん、本当にありがとう。

出て来たのは案の定、重たい過去生の数々。
呪ったり、呪われたり、という過去生のトラウマ諸々。
そして夫とのエネルギーコード。

いや、本当にやばかったらしいですよ、初日の私。
のりこさんは、最初に私を見たとき、あ、相当きてるな〜って思ったらしい。
あれはもう、亡霊って感じだったもんね、と後で初日を振り返って言われたし。
ボーレイって。。。😱

でもその日、のりこさんに相当駆除、、、いえ、解除してもらったおかげで
かなり頭がスッキリして、次の日クラスのみんなからも、顔が全然違う〜、
声も違う〜、と言われました。


松果体ブロックだの、霊だの、過去生、宇宙系、次元系エネルギーだの
人に言ったら、ドン引きされるだけだから言わないでおこう、って
ずっと思ってたけど
もう気にならなくなってしまった。

でも、これらの名前も究極的にはどうでもよく、要はそういったモノが
情報としてあがってきて、調整すると肉体の調子がよくなったり、
気持ちが楽になったりする、ということが重要なのです。

冥王星の遺伝が、アトランティスの過去生が、なんて言われても
私には本当かどうかなんて全然わからないし
(感じる人もいるらしいですが)、
そもそも本当かどうか、なんてこと自体どうでもいいこと。

言葉の意味を囲い込んで限定してしまうと、その言葉の
エネルギーが収縮していく気がする。
静かな水面に水滴が落ちるとき、波紋が広がっていくように
その言葉から、ただ意識を拡げていけばいいのだと思う。
詩を読むように、言葉を少し宙に浮かして、その輪郭を溶かしておけば。
遊ばせておいて良いのだと思う。


詩といえば、宮沢賢治の「春と修羅」を最近よく思い出すのですよ。
(本がなくてもインターネットで全部読めるし、実に便利な世の中だ)
学生の頃、その「序」を読んで、ぎええええ〜、カッコいいいぃぃぃぃ!!
とベタ惚れしてましたが、キネシオロジーやIHをやるようになった今
この「心象スケツチ」が、余計にわかる。

いや、昔からその感覚はわかってたんだと思う。
だからそこに通じるキネシオロジーをやってるんだろうな。

その「序」の中に、「人や銀河や修羅や海胆は宇宙塵を食べ」、
というくだりがあるのですが、そもそも私たち自身が
宇宙塵(じん)であり、私たちの意識だって宇宙塵。
そう考えれば、とりあえず宇宙のエネルギーの影響を受けるのは
当然なことだと思えます。


と、話がかなりずれてきたところで、今日はここまで。





2017年5月12日金曜日

オックスフォードへ




先週末(先々週末?)はローマに行ってきたのですが、この週末、というか、日曜日から水曜日まで、今度はイギリスのオックスフォードに行ってきました。今回は私の用ではなく、夫の仕事です。一人で行きたくないというので、私と、それから息子も小学校をサボって一緒に行ってきました。

綺麗な街だと聞いていましたが、うん、確かに。こじんまりとしていて、緑が多くて、石造りや煉瓦造りの建物、威厳を醸しながら建っているオックスフォード大学・カレッジの数々。好きな人にはたまらないんだろうなあ。

到着が日曜日だったのですが、お店など結構どこも開いていて少し驚き。そしてやっぱり観光地なのですね。私たちを含め、たくさんの観光客たちがそぞろ歩いていました。小さな街なのですが、ホテルでもお店でも働いている人は多くが外国人。イギリス人になかなか会えません。ロンドンならわかるけど、小さな地方都市でもここまで外国人労働者が多いとは思っていませんでした。まあ、小さいとはいえ大学もあるし、経済的に豊かそうだから、当然といえば当然なのかな。
泊まった小さなホテルも、オーナーはイギリス人でしたが、スタッフは私が会った限りで、ロシア人、インド人、中国人。
ある時入ったレストランでは、ウェイターさんにいきなり日本語で話しかけられ、びっくり。聞いてみるとフランス人で、一年間北大に留学していたと言います。一年しか住んでないとは思えないほど上手な日本語。とっても感じのいい人で、食べ物が美味しいので留学中20キロ太った、北海道で食べたお寿司のあまりの美味しさに感動して泣いた、などなど、楽しい話を聞かせてもらいながら、美味しくお食事をいただきました。日本が好き、って言ってもらえるって本当に嬉しいのですよね。彼は将来日本で自分のお店を出すのが夢だそう。ぜひ実現してほしいなあ!

ちなみにこのレストラン、The Follyというお店です。
オックスフォードの相場からすると若干お高めですが、おすすめ。
(滞在中行った中で、唯一(!)美味しいお店でした。^^;)
http://www.no1-folly-bridge.co.uk/


そして興味深かったのは、クライストチャーチ・カレッジ。
ハリーポッターを読んだことも観たこともなかったので知らなかったのですが、ロケ地になったのですね。いや、すごい建物です。威厳と威圧を形にしたらこうなった、というか。「うちは伝統と格式ある名門ですから」というオーラが漂いまくっています。「テスト中につき、お静かに願います」という案内板が入り口や中庭に出ていて、こんなに観光客が毎日ぞろぞろじゃあ、落ち着いて勉強なんてできるのかしら?と思いながら私達もちゃっかり観光。そしてハリポタファン必見と言われる食堂へ向かいました。実に面白かったです。入り口から前方の教授たちが座る段上席に向かう三列の長いテーブル、高い天井、部屋の両側に上から見下ろすように飾られている肖像画の数々。上級生、下級生、誰がどこに座るかも、きっときっちりと決まっているのでしょう。奥に向かって伸びる細長いその部屋の造りが、天井の高さをより強調する効果を出しています。その高さが与えるものは開放感ではなく、父なる神の威厳、権威、威圧感、といったところでしょうか。なるほど、イギリスの階級社会はこうやって連綿と続いているのか、と妙に感心。当然「母なる大地」なんて概念はここには存在しないし、床は硬く冷たいものでしかない。ここにいたら、足はどんどん閉じていって、気は頭の方にあがっていっちゃうだろうなあ。
こういう空間で育まれる帰属意識や階級意識って、あんまり「これから」な感じがしないのです。そうはいっても人間ってこういう権威的なものが結構好きだったりするのですよね。支配したい、支配されたい、、、SMみたいな感じ?(違うか)



でもきっと、そういう意識に頼って満足感を得ようとしないほうが、色々自由で深い幸福感を味わえるんじゃないかな、と思うのです。
もう21世紀ですしね!


同じく天井の高い威厳ある建物でも明るく開かれた印象があったのは自然史博物館。天井から自然光がたっぷり入るのも関係しているのかもしれません。展示物も充実しているし、とても見やすい配置になっていて、来館者のことを考えてくれているのが伝わって来ます。

ちょうど「Brain Diary」というイベント展示期間中で、すごく面白かった!人間の脳が胎児期からどう発達していくのか、他の生き物たちと人間の脳はどう違うのか等々、結構詳しく、そしてわかりやすく展示されていました。その中で面白かったのですが、眠気を感じるのをコントロールしている体内時計が十代だと最大3時間ぐらい遅れるのだそうです。だからついつい夜更かし気味になったりするのですね。加えて、この年代では大人に比べて長い睡眠時間が必要だということ。そのことを踏まえて、授業の開始時間を遅らせてみる決定をした学校もあるそうです。それが学生の注意力、学習、記憶を高めたかどうか、結果を知りたいものですね。


というわけで、オックスフォードへの小旅行、でした☆

2017年5月8日月曜日

ローマの(フェルデンクライス)休日

先週末、ローマへ行ってきました。













友人が仕事で日本から来る時期と、私が卒業したフェルデンクライスのトレーニングMilano-Levicoの主催者でトレーナーのマーラが、ローマでのトレーニングで教える時期がぴったり重なったからです。
とはいえ、金銭的にキビシイかな、、、うー、でも行きたい!!いや、きっと行くだろう、と思っていたら、冗談みたいな棚ぼた収入がいきなり転がり込んできました。

・・・必要なものは与えられるのです^^


というわけで、二日間のビジター参加を決めて、朝6:40の飛行機でローマへ。そのままトレーニング会場に直行しました。
ローマだから、いろんな国の人たちが来ているのかと思っていたのですが、生徒は一人除いて全員イタリア人。EuroTabのリストには、トレーニングでの使用言語は英語でイタリア語の通訳付き、と書かれていたものの、クラスは全部イタリア語で行われました。


で、ローマですからね、もちろん時間通りには始まりません(笑)
あ、でもいつもせいぜい10分、15分遅れぐらいでしたから、意外ときちんとしてたかな。
マーラはイタリア人ですが(っていう言い方もなんだけど)、すごいきっちりしてる人。私たちのトレーニングでは、いつもかっちり時間通りに開始していて、私を含めて遅刻者が多いので、「開始時間より早く来ましょう」と何度か言っていました(それでも状況は変わらなかったけどね^^;)。
そんなマーラですが、ローマの時間感覚にイライラすることもなく、楽しい雰囲気の中でゆったりと、でもきっちりとクラスを進めているのが流石。生徒の皆さんたちもすごく熱心。マーラが質問をしたり感想を聞くと、みんな発言しまくりで盛り上がります。時間を守ろうなんて気はなくとも(しつこい笑)、皆さん自分の学びに責任を持って、とても真面目に取り組んでいました。














マーラは、先にも書いたように、ものすごくきっちりしてる人ということもあり、豊富な知識と正確なテクニックが強みのトレーナーです。彼女のFIの教え方は、とても明快でわかりやすく、生徒からいつも好評でした。「教えるのが大好き」という彼女。教える喜びと楽しさが彼女から満ち溢れていて、その空気の中に身を浸しているだけで幸せな気持ちになれました。

二日目は、クラスで「良い先生とは、どんな先生か?(フェルデンクライスに限らず)」について、グループに分かれて話し合い。私もビジター参加の方達と話し合いました。これはすごくよかったなあ。このテーマに正解なんてないし、要は自分が何に心を動かされ、何に向かって行きたいのか、それを自分の中に発見していけば良いのですよね。
話し合いの後には、グループごとに意見の発表。そしてマーラが、自分にとって一番の先生は誰だったか(フェルデンクライスを除く)、そしてそれはどうして?と一人一人に聞いていきまます。小学校の先生、高校の哲学の先生、大学の教授、ヨガの先生、、、、その先生の授業は笑いっぱなしだった、その先生のおかげで勉強するモチベーションが上がった、、、と、大好きだった先生の話をしている姿はみんな素敵でした。一人の方は、「私にとっての一番の先生は」、と言った途端に感極まって言葉に詰まってしまって、「私たちを生徒としてではなく、一人の人間として扱ってくれたんです」と声を震わせながら言っている姿に、私までグッときちゃいました。

私は、幸い今まで沢山の素晴らしい先生方に教えていただく機会に恵まれたので、一番の先生、というのはなかなか難しいのですが、でもそこを敢えて一人だけ、と言われれば、小学4年生から6年生まで担任だった先生かなあ。
その先生については、また次の機会にでも書ければと思います。


みなさんにとっての一番の先生はどなたでしたか?