サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2018年3月4日日曜日

子宮筋腫と私

5年前に見つかった子宮筋腫のことを
結構長々と書いていたのに、
ある朝ごそっと全部消えていた。。。😱
それから、しばらく書く気がなくなって
ようやく、また立ち直った^^;


2013年に見つかった筋腫。
経過観察を続けていたのが、ジュネーブに
引っ越すことが決まってからはバタバタ
してたのもあり、いや、単に
めんどくさかっただけなんだと思うんだけど、
検診を怠り、ジュネーブに引っ越してからも
婦人科に行かなかった。

っていうか、
当時は別の健康問題が起こっていて、
はっきり言ってそれどころじゃ
なかったのです、わたし的には。

でもそんな間にも、すくすくと
お腹の中で育ててしまってたらしい。

2016年、春のある夜
寝ているときに下腹部に触った時、
なんとも変な感じがした。
硬いとか痛いとかじゃない。
何かを隠そうと、じぃーっと
押し黙っている、そんな感じ。

「2001年宇宙の旅」の、
あの黒い巨大な謎の物体、
モノリスと、そこに流れる音楽が
なぜか頭に浮かんだ。


そこから多分数日後のこと。
突然尋常じゃない量のおりものが出始め、
止まらなくなった。
診察を受けると、筋腫が子宮の外に
出てきています。手術が必要です、と。
そして大学病院に紹介してもらいました。

何度か診察に通い、いろんな検査をしたり、
MRIをとったりしてるうちに、
生理時の出血もとんでもない量になってきた。
貧血でぶっ倒れそうになった。
心臓にも、ものすごく負担がかかってるから、
運動はしないようにお医者さんに言われるほど。
春の最初の診察で、手術が必要と言われて、
じゃあ、1ヶ月後だったら、スケジュール的に
私には都合がいいなあ、なんてぼんやり考えながら
紹介してもらった大学病院に行ってみると、
手術は半年以上空きがないので
キャンセル待ちになります、と言われた。

その時、あれ?って思った。
これってどういうことなのかなって。

どういうことも何も、単に空きがないから、
すぐに手術ができない、
待たなきゃいけない、それだけのこと。
でも私にはちょっと違うように思えた。


これって手術しないってことなんじゃないかな、って。


からだは、意味のないことはしない。
理由があるから筋腫を作っている。
じゃあ、その理由がなくなれば、筋腫だって
なくなるんじゃないかな、
そんな風に思うようになっていった。

とりあえず手術のキャンセル待ちはして
診察も受けながら、別のこともしだした。
子宮マッサージなるもののワークショップを受けたり、
施術を受けたりもした。
それからmicaさんのセッションを何回か受けた。

micaさんのセッションは、だいぶまえに一度受けたことがあった。
まだベルギーに住んでいた時のことでした。
夫が東京で仕事が決まったのだけど、
私はどうしても行く気になれなかった。
それで最初行かなかったのだけど、
1年も経ってこれをこのまま続けるわけには
いかないな、と焦りだした。でも行く気になれない、
どうしたものか、と思ってた時に受けた。

セッション後、すごく自然に、実にするりと、
日本に引っ越そう、と心が決まっていた。
なんであんなに引っ越すのが嫌だったんだっけ?って感じに。
そして、日本での生活はとても楽しかった😊


micaさんのセッションは、筋反射なしのIHのセッションみたい(わたしにとっては)。
たくさんの大事な気づきが起こり、溜まっていたエネルギーの解放が起きた。
そうしているうちに、なぜ体が筋腫を作らなければならなかったのか
なんとなくだけど、わかってきた。
いろんな抑圧や怒り、女性性の否定、それから冷えも。

そして、ひたすら自分にあやまった。
気づいてあげてなくて、ごめんなさい。
いろんなことを押し付けてきてごめんなさい。


子宮マッサージの人も、micaさんも、
「手術が必要な場合もある」って言ってた。
私もそう思う。でも私の、この筋腫に関しては
手術じゃない気がしていた。
そしてその感覚の方が、どんどんしっくりしていった。


何回めかの診察で、MRIの結果を見たお医者さんに、
筋腫が大きすぎるので、筋腫だけをとるのは無理です。
子宮全摘出するしかありません、と言われました。


でもね、結局薬も手術もなしに、きれいになくなったのですよ。

外側に飛び出した分だけは、根っこが
子宮口あたりにあるので、そこを紐で縛って壊死させる、
という方法で、確か3週間ほどかけてとってもらいました。
(そんな方法があるのか!と目から鱗でした)
そのお医者さんは、とても理解のある素晴らしい方でした。

そして、その外側の部分がとれたら、
なぜか中を埋め尽くしていた筋腫もすっかり消えていた。


これがカラダなんだな、って思った。


からだは賢い。
思考なんかじゃついていけないほどに賢い。
そしてからだは、ただの肉体じゃない。
「わたし」の所有物でもない。
本来、ひたすらからだに耳を澄ましさえしていたら
オッケーなんだろうって思う。


この筋腫の件では、いろんな幸運が重なった。
つくづく私はラッキーです。
そして必要な時には、薬をもらえたり
手術を受けられるって、なんて恵まれた環境なんだろう。
でもやっぱりそれは必要最低限にしておきたいし
(体にはどうしても負担になっちゃうと
思ってる)、お医者さんからの情報は
ありがたく受け取っても、自分の体に
必要なものを一番知ってるのは、やっぱり自分でありたい。


そこに向けて、楽しく精進中♪

先週は子供の学校が休みだったので、ベルギーの義理の両親宅へ。
アントワープ近くの、きれいな街です。