サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2019年4月2日火曜日

あるドラム奏者の軌跡


フェルデンクライス・メソッド北米ギルドサイトに
掲載されていたドラマー、武道家、
そしてプラクティショナーのBrianさんのお話。


大学で音楽を学んでいた時、長時間の練習、
常に競争にさらされているストレスから
背中や手をひどく痛めてしまったBrianさん。
ストレッチ、様々な療法、筋トレなど
色々やって、一番ひどい状態は脱したものの
常に痛みと不調をかかえて音楽活動をするのが
当たり前になってしまいました。
そしていつしか演奏に喜びを
感じられなくなり
音楽から離れてしまったそうです。


武術にも真剣に取り組んでいたBrianさん。
そこでも一時は歩けなくなるぐらい
身体を壊してしまい、
必死に解決法を探しているときに
フェルデンクライス・メソッドに出会いました。

レッスンを受けていくことで
背中の痛みはどんどん良くなり、
また武術を始めることに。
でも音楽活動を再開することは考えられなかった。

そして今度は膝の靭帯を切ってしまいます。


手術を受け、フェルデンクライスを続けていくのですが
ある日のレッスンの終わりに立ち上がった時のこと。


あまりにもよく「組織化」できている自分
それまでとはまるで違う感覚だったそうです。


そしてなぜか、大学時代に西アフリカで
習ったダンスを思い出したといいます。


当時は全くできなかったそのダンスが
その時体で理解できた。


頭のてっぺんからつま先まで
全身を動きが通り、正確なコントロールが
できるという感覚があった。




そして、「またドラムの演奏をする」という啓示がやってきた。


昔のような演奏するなんて想像できなかったのに、
自分にそんな可能性はないと思っていたのに、
頭の中には沢山のリズムが聞こえてきて、
これからずっと演奏していくという考えがやってきた。




からだが本来行きたい方向に戻ってくると
インスピレーションは自然に
からだの内から立ちのぼってくるのですよね。



ドラムを再開し、プロとして音楽活動をしているBrianさん。
演奏は、昔のように痛みや不調に耐えながら、ではなく
満たされている経験だと言っています。

そして過去の自分は、うまくなるために
自分の学びのペースを無視して無理やりなことをして
いたと気づいたそうです。



からだの深い知性とつながると
思ってもいなかった景色が見えたりする。


新しい出会いは自分の中にあります。


This Drummer's Transformation by Brian Baraszu
フェルデンクライス・メソッド 北米ギルド
https://www.feldenkraisguild.com/article_content.asp?edition=1&section=14&article=351