サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2017年7月19日水曜日

頭の中のスイッチを切ってみる


ある朝のことです。

目が覚めて、起き上がるまでぼーっとベッドでしている時、
ふっ、と頭の中が静かになり、体の中で満ちていく感覚が
起こりました。それは数秒だったか数十秒だったか。
そんなとても短い時間でした。
でも、満ちた感覚が静かに広がっていく、豊かな時間でもありました。
静かな草原で、静かに月明かりを浴びているような。

ああ、これが「今、ここに存在する」っていうことなんだな。
そう思いました。

この状態と比べると、通常の私の頭の中って
渋谷の交差点の動画を早回しにしたような
落ち着きのなさだなあ。。。
随分無駄に頭を回転させてるのだと思います^^;

去年、「君の名は」という映画が話題になりましたよね。
あれを観た時、話が展開するスピードの速さと
画面からの情報量の多さが、すごくいまどきだと
思ったものでした。あ、お話は面白かったですよ。😊 

多くの人がこれだけの刺激の量に晒されていることに
慣れていて、ちょっと中毒というか、その刺激がないと
いられないような状態になっていて、
それって自覚はなくとも、きっと随分
疲れることなんだと思います。

かくいう私も、この小さな体験のおかげで、
頭の中がかなりごちゃごちゃガチャガチャしてるのだと
気づかされたわけですが。

自分で情報端末を操作してるだけでなく、
街の中にも動画の広告が溢れてるし、音楽や広告が
常に耳から入ってくるし。私たちの感覚神経は
相当過酷な労働を強いられているのだと思います。
そしていつも考えることがいっぱい。
そんな中で、マインドフルネスなんて言葉が
よく聞かれるようになるのは、当然の流れなのでしょうね。
瞑想や座禅、そういったものが、これからますます
大事な健康法になってくるんじゃないのかなあ。


ほんの短い時間でも頭の中を静かにする時間をつくってみる

これ、オススメです☆


2017年7月17日月曜日

お道具、仲間入り!

フェルデンクライスの個人レッスン
(フェルデンクライスではセッションというより、
レッスンと言われています)では、
マッサージテーブル、ローラー、パッドなどの
道具を使います。なければないで創意工夫を
凝らしてやればいいのですが、あるとレッスンが
スムーズに運ぶし、学びに最適な環境を作ることができます。

IHでも、いろんな道具を使うことができます。
私はこれまで手技のみで道具を使わずにやってきたのですが、
道具なしでもここまで深いセッションができるんだなあ、と
随分感心させられてました。それに手技では、
ひたすら自分の手の感覚と、手から伝わってくる体の
感覚だけが頼りなので、ここがすごく鍛えられたのが
私にとって大きな収穫でした。

でも、多分これまで100回ぐらいセッションやってきて、
そろそろ次の段階に移るころだなあと感じてたのと、
手技だけだと対応が難しい、手強いブロックが
自分に出てきてしまったのとで、音叉2種類と
エッセンスを購入しました。届いてから早速自分のセッション、
それから対面セッションをしました。

いや〜、いい感じなのですよ〜。

セッションにさらに奥行きが出てきました。
これからもますます楽しみです!



2017年7月16日日曜日

気がつけば、消えていた ーIHの効果

私は、これまで事務処理がものすごくストレスでした。

事務手続きのためのメールや手紙が来ると、
それを開く前からずどーんと気が重くなり、
まずそのメールや手紙を読むのに、ものすごい決意を
しないといけない。そしてそれに返事をしなければ
ならないとなると、座敷わらしがいくつも背中に
乗っかったんじゃないかと思うぐらい😅、さらに重くなる。
もう、やだやだやだ〜!、と頭の中が
「やだ〜」でいっぱいになります。

ところが最近、こういう事務処理にほとんど
ストレスに感じていない自分に気づきました。
いつからそうなったのか覚えていないのですが、
いつのまにかそうなっていた、という感じです。

きっと「束縛される恐れ」がだいぶ解除できたから
だろうなあとは思っていますが(そのお話はこちら)、
事務処理に対する手続きが、何から来ているのかを
じっくり調べたりはしてないので、他にも要因が
あって、それもこれまでのセッションで
解消されたから、なのかもしれません。
でもとにかくストレスから解放されたのだから、
その原因なんて、今となってはどうでもいいのです♪

IHのセッションは、セッション後すぐに感覚の変化が
わかる時もありますし、この例みたいに、いつのまにか
変わっていた、というのも結構あったりします。

いずれにせよ、ストレスの自己生産という
パターンはなくしていきたいものですよね!


近所の公園で朝の散歩☆























2017年7月11日火曜日

育児をストレスにしてしまったのは

束縛への恐れと自由への渇望が私の奥深くにあったと
前回書いたのですが、この渇望と恐れが大暴れしたのが、
子供が生まれてからのことでした。

子供が欲しいと思っていましたし、妊娠中はつわりも
それほどひどくなく、絶好調。
これから始まる子供との生活に毎日ワクワクしていました。
ところが、子供が生まれてからは一気に絶不調。
難産になり、産後の肥立ちがよくなかったことも
ありましたが、精神的に見事に落ち込んだのです。
しかも息子は全然寝てくれなくて、常にぐずっている。
彼も難産でなかなか出てこられなくて
怖くて辛かったのだろうな、と思います。

そんなストレスまみれの、育児新米時代。
「大変だろうけど、子供は可愛いでしょう?」と
ある時知り合いに言われて、気づいてしまいました。
私、子供を可愛いと思っていない。。。
可愛くないとは思っていない。でも積極的に可愛いとは
全く思っていないのです。
産後、体調もなかなか回復せず、
ホルモンのバランスも崩れていたのでしょう。
ひどい湿疹に襲われたりもしたし、妊娠中は
たいして体重が増えなかったのに、産後いきなり増えて
授乳しているのにちっとも減らなかった。
こんなに大変な思いをしてるのに、なんでワタシ
太ってるの?と、とにかく何から何までストレス。
かなり、産後うつと言える状態でした。

当時私が感じていたことは、
「子供に私の人生を奪われた」、
「子孫も残したし(一人産んだぐらいで言うかね)
もう私の役割は終わった。あとは死ぬだけ」(!!!)


それにしても赤ちゃんのお世話ってなんて大変なのか。
経験するまで、全くわかりませんでした。
世のお母さんたちは本当にすごいです。
しかも専業主婦で、赤ちゃんや小さな子供と
ずっと一緒に1日いるなんて、神様!!
なのに、「専業主婦はヒマ」なんて暴言が
暴言とも思われず、まかり通ってるのだから、
とんでもないことです(いや、実は私も子供が
生まれるまで、そう思っていた・・・)

赤ちゃんがいると、ご飯をゆっくり食べられないのは
もちろんのこと、家事にしたって、途中でなんども
中断しなきゃいけなく、最初から最後までやり遂げられない、
これね、一回や2回そういうことがあったって
ストレスにはなりませんが、ずーっと続くと
結構神経にキます。
そして夜中はもちろん何度も起こされる(あ、でも
授乳中のお母さんの睡眠のリズムは特別な状態になっていて
断片的な眠りでも大丈夫になっているのだとか。
だから夜まとまった時間眠れなくても
心配しなくていいみたいですよ。自然はすごい!)。
一言でいえば、何一つ、ほんとに些細なことでも
自分の思い通りにやることができない。
自分を束縛するかもしれないものからは逃げなければ!、と
深いところでいつも思ってる人間にとって、
これは拷問だったわけですね。
だからなるべく子供から逃げたかった。
息苦しくて仕方なかったのです。

当時はIHなんて知らなかったし、自分が苦しいのは
子供がいるからという外的要因によるもので、
実は自分の意識が創り出しているだなんて
思いもよらなかった。
でも、起こっている出来事は、ただの出来事であって、
そこには幸も不幸もないのです。
それを幸、不幸、喜び、悲しみ、苦しみ、、、と
私たちの心(脳と言うべきか)が
解釈してるだけ。

赤ちゃんのお世話は、確かに大変なのだけど
それを苦しみだとラベル付けしてしまったのは、私。
大切な子供とのかけがえの時間を、そんな時間に
してしまったのは本当にもったいないことでした。
そして子供の心も傷つけてしまったし。

息子も、これまで何度かIHのセッションを
受けているのですが(私が彼の代理として受けたこともあり)
彼が赤ちゃん時代に感じていた「お母さんが辛そうでかわいそう」
「助けてあげたい、でも自分は助けてあげられない」
という気持ち、などなどが出てきました(もちろん
本人はそんなこと覚えていません)。
そしてそこから生まれた、罪悪感、無力感、
自分の存在が申し訳ない、なんてものまで。


子供は本当にお母さんの幸せを
一生懸命思っているのです。
かけがえのない大好きなお母さんに、
一緒に笑っていてほしいって思っているのです。


だから、世のお母さんたちは癒されていてほしいなあと、すごく思ってます。



2017年7月9日日曜日

「束縛されることへの恐れ」に深く束縛されていた私

IHのセッションを受けていると、自分では思ってもいなかった自分が
色々浮かび上がってきたりします。私にとって、その一つの例が
「自由でいたい」「束縛されたくない」でした。

もちろん、「自由なのがいい」「あれこれキチキチと決められるのは
嫌だ」など、人並みには思ってましたが、
自由を渇望してるとか、束縛に極度な拒否反応が
あるなんて、全く自覚がありませんでした。
なんでそうなったかというと、またしても自覚のない
インナーチャイルドだったのですよね。

子供の頃に、母に常にあれやれ、これやれ、と言われる、
自分のやりたいようにやらせてもらえない、やりたくないことでも、
やりなさいと怒られる、極端に束縛をする親だったという訳では
なかったのですが、彼女の存在自体に何か自分を
束縛してくるものを、きっと感じ取っていたんだろうな、とは
今になって想像はできるのです。
そういう日々の小さな経験の積み重ねから、
自分を束縛するものから逃れなくては、と潜在意識に
インプットしてしまったようなのでした。そうなると、
「やらなくてはいけない」、と外側から
押し付けられたことに対して、
そこから逃れねば!と脳は反応してしまうのですね。

そのいい例が学業。

私は、小学生の時から、ここにはまるでモチベーションが上がらなかったのです。
学校に行くのは嫌いじゃなかったし、授業も
小学校の時は先生の言うことを黙って聞く、と
言うスタイルではあまりなかったのでよかったのだけど、
家に帰って、宿題・予習復習なんて全くやる気になれない → やらない
→ 親に怒られる → ますます自由を奪われてる気になって(←ここは無自覚)
更にやる気をなくす、という綺麗な悪循環が出来上がっていきました。

そして、外側からやれと言われたことだけでなく、
自分で決めたことも、決めた途端にそれが束縛に感じられてやりたくなくなる、
という面白いことまで起きるようになってしまったのです。
いえ、本人としては全然面白くないんですけどね^^;

何かというと、外出の際に自分で決めた家を出る時間に出かけられない、
という、かなりバカみたいな悩みが私にはありました。
家を出る時間が近づくと、あ、洗濯物を畳んでから行こう、とか
机の上を片付けてから行こう、とか、それって今やることじゃないでしょ、
という雑事にをやりたくなり(本当にどうしてもやりたくなってしまうのです)、
出ると決めた時間になっても、なんかゴチャゴチャやってて、
結局おくれてしまう。このパターンを毎回のように繰り返していました。
その度に「なんで私はこうなの!」と自分に怒りまくり、
自己嫌悪に苛まれていたのです。

これが束縛されることへの恐れから来てたなんて!と、
そのつながりを知った時はかなり衝撃でした。


昔だったら、こんな私は、ただのだらしがなくてやる気のない人間、
という、落伍者の烙印を押されて終わりだったでしょうけど、
その仕組みがわかって、しかも「調整」までできる時代に
生まれることができたなんて、ほんとに幸運だよなあと思います^^

そういえば、IHを習った時に練習セッションで私と組んだ人が
「夜更かしの癖を直したい」といい、それをお題にセッションしたら
夜更かしの原因が、かなり深〜いところから来ていたのに
驚いたことを思い出しました。

なんでもなさそうな、一見些細なことの
裏にも、深いものがあったりするのですよね。



本文とは関係ないけど、市場で見つけた
アーティチョークのお花。初めて見ました!


2017年7月7日金曜日

夏になって思うこと



最近、ジュネーブはまた暑い日が続いています。

2週間ほど前だったか、記録的な暑さになった時は

かなりぐったりしましたが、こっちは暑いと、

みんな素直に露出度が高くなるところが好きです。

老いも若きも細きも太きも、短パン、ミニスカート、ノースリーブ。

湖に行けば、これまた年齢やスタイルに関わらず、ビキニ率、かなり高し。

それ見て「イタいよね〜」なんて言うヒマな人もいません(多分)。



みんなが自分の好きな服を、頑張らずに、気負らずに、ごく自然に着られたら、

なんかそれだけでも、随分と素敵な社会になる気がします。







自分の知っている自分に限定されない ーセッションのご案内

突然ですが、フェンルデンクライスとIHの個人セッションのご案内です。
これまで、受けていただいた方からのご紹介という形で行なっていましたが、
楽しくなってきたので、もっと広げたくなりました。
両方とも、モニター価格でしばらく行いますので、ご興味のある方、この機会にぜひ☆

フェルデンクライスはジュネーブ市内で受けていただきますが、
IHは、ジュネーブでの対面セッションの他にも、スカイプ等を使った遠隔セッションもあります。
ですから世界のどこにいようと、ネット接続があれば受けていただくことができます。

フェルデンクライス:所要時間約1時間半、60スイス・フラン
IH: (対面・遠隔共に)所要時間2時間半〜3時間半、95スイス・フラン


フェルデンクライスは、いわゆる身体操作を向上させるのに、とても強いです。
私はフェルデンクライスを始めてから、随分と運動能力が上がりました。
走るのもかなり早くなったし。私の体って、こんなに軽やかに動くことができるんだ!とよく感動してました(笑)。身体能力は幾つになっても向上させることができるのです
(※筋肉のパワーに頼らないとできないものは別ですよ)。
「前みたいに無理もきかなくなったし、年かな」、なんていうのをよく耳にしますが、そもそも無理をするってこと自体が賢いことではありません。年を重ねるというのは賢くなっていくこと。頭でっかちになるという意味ではなく、体の理を感覚でつかみとり、尊重していくこと。その賢さを磨けば、いくらでも体の能力を高めていくことができるのです。
そんな能力云々はともかく、とにかくこの腰痛・肩こりをなんとかしたい!なんて方にも、それが習慣的な体の使い方からきている不調であれば、とても有効です。
姿勢にも好影響を与えますし、意外なところで骨盤底筋の機能回復に役に立ったりもするので、産前・産後ケアとしても、オススメです。

そしてIHですが、こちらはかなり摩訶不思議です(笑)。
筋反射という方法を使って、体の指示通りにひたすら情報を集め、「調整しなさい」と体が指示したところで、これまた体の指示にしたがって調整をしていく。言ってみれば、ただそれだけなのです。そこには私の思考の入り込む余地はありません。あ、いや、そうは言っても人間ですから、これってこういうことかな、ああいうことかな、などと前は色々考えちゃったりしてました。すると体が抵抗起こし出して筋反射が正確に取れなくなってくるのです。ですから入り込む余地がない、というよりは、入らなければ入らないほどいい、ということですね。そんなところも、かなり面白くて好きなのです。
取り扱うテーマは実に幅広く、精神的なこと、身体的なこと、人間関係、本当に様々。私自身のことで、わかりやすい例をあげてみると、過食の傾向にあったのが(昔、過食症にもなったことがあります)、何回かのセッションで完全に解消したり、子育てのストレスがものすごく強かったのも、相当解消したり。
IHで変わったことなんて、ありすぎて書ききれませんが、根本的な力を取り戻していくのを助けてくれると思ってます。私の場合、随分生きやすくなりました。それまで、生きにくいなんて自覚は全くなかったのですが、振り返ってみると、不必要なストレスを勝手に作り出し、自分で自分を縛っていたなあ、ってことがよくわかる。


フェルデンクライスにしてもIHにしても、私にとっては、共通しているところがあるのです。
一つは、自分の知っている自分なんて、ごくごく限られたものでしかない、そのことを気づかせてくれること、そしてもう一つは、自分の可能性を信頼する力、それを育ててくれること。


だから、自分の小さな頭で考えた「自分」、それから「社会」という枠に自分を押し込めないでください。
そして可能性を限定しないでください。



というわけで。

セッションにご興味ある方、fk-hakusan☆hotmail.co.jp (☆を@に変えてください)
まで、お気軽にお問い合わせください☆