サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2017年9月5日火曜日

闇について ーレディー・ジョカー、私、芦名佑介氏

先日、wow wowの連続ドラマ、「レディー・ジョーカー」を
何気に見だしたら、止まらなくなり、結局全話見てしまいました。
グリコ、森永事件を題材に書かれたと言う同名の小説をドラマ化したものです。

これがとてもよくできた話で(偉そーにスミマセン^^;) とても面白かった。
でも暗いのですよ〜。暗い暗い、とにかく暗い。

大手ビール会社の社長が誘拐され、身代金を
払わなければビールに異物を混入する、と脅される。
異物混入が実行されてしまった場合の損失を考えたら
身代金を払った方が被害は少なくてすむ。
だから身代金を払おう、という短期的にみれば
合理的な選択を、会社はします。

きっとこうやって、日本の企業は総会屋
またそこに繋がる政治家たちと、しがらみをつくっていって、
もはや切ることができない状態まで、来てしまったのでしょう。

話の中の「悪」である犯行グループは所詮小さな悪に過ぎず、
日本社会の巨悪、とでも呼べばいいのでしょうか、
大きな闇に飲み込まれていきます。

そこを探ろうとしたジャーナリストは、拉致され行方不明になり
そのジャーナリストに情報収集を依頼していた新聞記者も
危うく拉致されそうになりますが、何とか助かります。

そして闇との関係と断ち切ろうと、そのビール会社社長は
「自分の個人的判断で勝手に総会屋にお金を渡していた」と、
自分を起訴してほしい、と副社長に頼みます。
そうして社長は起訴され、総会屋のドンも逮捕される。

悪がついに成敗される!!

、、、に見えたのもつかの間。
そのビール会社の前社長起訴に関する記者会見の
模様を見ていた警視庁捜査本部。
そこでのモロ師岡演じる課長代理の発言は、あまりにリアルすぎました。

「こいつら(ビール会社上層部)は
何か勘違いしてるんじゃないか。
世の中にはルールってもんがあるんだ。
このままで総会屋が黙ってるわけない。
(ビール会社の)役員の二人や三人、バラされるぞ」

そして起訴された前社長は、警視庁からも見捨てられ、
予想通り、とでも言いましょうか、釈放後に刺殺されます。

社長誘拐事件の犯人の一人は、警視庁の刑事だと
判明したけど、恥部を晒すわけにはいかない、と警視庁は彼を逮捕しない。

命を危険に晒し誘拐事件の背後を取材し、
大物政治家も絡んでいるネットワークの情報を掴んだのに、結局報道されない。
山本耕史演じる新聞記者は
「この国はどうなってるんだ」と呟きます。


・・・これって、フィクションのふりをしてるけど
完全にノンフィクションじゃない!



日本の大きな闇(別に日本に限ったことではないと思いますが)。

メスを入れようと立ち向かった人は、何人も命を失った。

結局大きな闇を前に個人ができることなんてないのだ、と
人は無力感に襲われる。


久々にぞっとしたというか、怖くなりました(夜中だったしね)。
でも、その後思ったのです。
のっぺりと得体の知れない、この大きく深い闇は
未知の物体Xなんかじゃなくて、結局自分の延長線上にあるのだと。
というか、自分の中にすでにあるものなんだなあって。

それを憎むべき悪、と敵視している以上、闇はなくならないし
余計力を増していくのだろうな。

そんなことを、つらつら思っていたら、
芦名佑介さんという方をネットで発見。
彼がこう言っていました。

「個人で影響力を持ちすぎてしまった人はみんな殺されている。
僕はスティーブ・ジョブスもマイケル・ジャクソンも殺されたと思っている。
ホリエモンは殺されなかったけど、刑務所に入れられた。
だから僕は(そのぐらい影響力のある人間になって)
50歳手前ぐらいで殺されるのが夢なんです。」

こんなにあっけらかんと、はっきり闇を捉えていて
しかもまだ20代。
分析力に非常に長けていて、同時に直感の重要さを体でわかっている。
右脳と左脳が見事に統合されるとこうなるのかしら。
まだまだこれからなこんな人がいる日本って
面白いところなのかもしれない。


この方からは、素直でいる勇気について教えてもらいました。

いつか、会ってみたいです。