サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2018年6月23日土曜日

サッカーW杯とプロセス主義



ジュネーブの、W杯のために大型スクリーンを設置した野外観戦場
スイスーセルビア戦観戦のため、入り口に長蛇の列ができてました





























フェルデンクライスでは、結果ではなく過程を
大事にする、ってことをずーっと言ってます。

結果を出そうとしない、過程を味わう、
まあ言ってみれば「今」に100%
存在するってことですね。
というのも、過程を大事にすることによって
最終的に望む結果が得られるからなんです。
いや、それ以上に面白い、予想もして
なかったものが得られたりする。

だから、プロセス主義は究極の結果主義だと思ってます。



さて、今はサッカーのワールドカップで巷は大盛り上がり。
我が家も毎日試合を見てるので、子供は寝不足気味です^^;


ヨーロッパのチャンピオンリーグの決勝試合には
「公正」という文字はどこにもなく、
あまりに酷くて、がっかり。
(ラモスは正当な制裁を受けるべき、
というペティションに参加しちゃったもんね)
ワールドカップともなると、国同士だから
贈収賄なんてなくて、正々堂々と戦ってくれるんだわ♪
なーんて思ってた自分は、実にnaive(日本語の
’ナイーブ’はちょっと意味違いますよね)でした。

開催国ロシアは、きっと準決勝ぐらいに行くように
もう話は決まってるんだろうと思ってるけど
スイスもひどくてびっくり。
ブラジル戦も昨日のセルビア戦も
凄まじいファウルなのに、審判に見過ごされてる。
(あ、私はサッカー、何にもわからないド素人ですけどね)


そういう試合は、とにかく観ててまるで面白くない。
勝てればどうでもいいので、90分のプロセスが
完全に置き去り。
サポーターだと、そんな試合だろうと
なんだろうと、勝てれば嬉しいのかなあ。
不思議。

勝っても負けても正々堂々と戦うのが
スポーツマンシップだ、なんて
「そんなのは綺麗事だから」
と、言われるのでしょうね。

今は、まだ、きっと。


でも、そんな常識に飲み込まれる必要は
ないと思ってます。


スペインーポルトガル戦のロナウドは
すごかったなー。
途中、「もうダメだよね」っていう空気が
ポルトガルチームに漂いまくってる中で
点を入れてる。
いくらスーパースターがいたって、チームが
ダメだったら、一人じゃ何もできないし、
っていう常識を打ち破ってくれた。
ありがとう、ロナウド💗


人間はどこまでも、おもしろいです。




2018年6月22日金曜日

子供から学ぶこと




























子供はよく、やだ!やりたくない!!、などと
言って泣き叫んだりしますよね。
私はその姿につくづく敬意を抱いてしまうのです。
ああやって、自分の嫌いなことを
はっきりと嫌いだと言えて、すごいなーって。

ちなみに私は、むかし子供が苦手
・・・っていうか、はっきり言って
キライ(!)で、駄々こねたり
泣き叫んだりされようなものなら
すごくイライラしてました。

それが今やこう思うのだから、人間、結構変わるものですよね。^^


例えば私が作ったものを「美味しくない」と
言ったり、とかね、
いやー、その正直さ、素晴らしすぎっ!!
爽快感すらあります。

そこには、私に対する悪意なんて
もちろん全然なくて、ただ美味しくない、
という自分の感覚に正直なだけ。

だから、からっとしてるんですよね。

それを大人が「そんなこというもんじゃなりません!」
なんて言って、その感情を抑圧すると
どんどんジメジメしてきちゃうのです。

だって、感情は抑圧されたからといって
なくなるわけではないから。

押し込められて不自然な形になっていくだけ。
その現れ方は色々ありますが、
正義と嫉妬とでも
書いたような、正直に感情表現している人に
イラっとしたりするっていうのは
一つのいい例です。

もちろん、大人になって
誰かが作ってくれたものに対して
面と向かって「まずい!」と
叫ぶのがいいといってるわけではありません。
だけど、美味しくないと思ってる自分を
認めて尊重してあげるのは大事なこと。


大人になるにつれて、人の目を
気にするようになったり、
そんなこと言ったら失礼かな、なんて考えて
自分の素直な気持ちを出さなくなってきます。
出さないだけなら、まだしも
そんなこと思っちゃいけない、
感謝の気持ちを持つべきだ、
これは体にいいのだから、食べなきゃ、、
なんて、思考を押し付けていくと
感覚はどんどん阻害されていく。
そんなことを続けていくと、一体
自分は何が好きなのか、
何をしたいのか、ってことも
わからなくなってしまう。
(私も、かつて、ここに陥りました)

そういう意味でもね、子供って
自分の感覚としっかりつながって
いる偉大な先生です。


例えば、この靴下じゃなくて
あっちのじゃないと絶対やだ!とか
そんなことで駄々こねたりするじゃないですか。
どっちだって一緒でしょっ!!、と
大人は言いたくなるのですが
(特に忙しい時とかね^^;)
同じじゃないのです、本人には。
論理的な説明ができなくても
その感覚は、本人にとって確固としたもの。

そういう子供の感覚を
否定せずに受けとめてあげるって
自分を信頼する力を育むためにも
すごく大事なことだと思ってます。
(その上で、子供のやりたいことが
できなかったとしても、それはそれで
いいのです)


なんだかわかんないけど、こだわってるなあ
面白いなあと、その様子を楽しめると
子供との共生が、より豊かに
なってくるんだと思います。





2018年6月13日水曜日

フェルデンクライス 目のレッスン

























プラクティショナーになるためのトレーニングコース2年目で、
かなり目のレッスンを集中してしたことがありました。
その期間は7日だったのですが、その翌週の爽快感といったら!
なんていったらいいんでしょう、体の中のもの、
内臓とか血管とか全部取り出して、
岩清水で綺麗にその中を洗ったような感じ。

まさに新感覚。

いやー、ほんと気持ちよかったんですよねえ。


この間ふと思いついて、またあの1週間分のレッスンをやってみることにしました。
今やったらどう感じるのかなあ、という単純な好奇心です。

フェルデンクライスってすごい、って前から思ってたし
大好きだったからこそ、トレーニングコースにも
参加したわけですが、この目のシリーズには、
ほんと舌を巻いちゃう。なんでこんなこと思いつけるんだろう??
って、感動しながらトレーニングを受けてたな。
そして、今でもそれは相変わらず。
自分の体感を細かく察知する力は、当然その頃より
かなり上がってるので、微細な目の動きで
顔や首の筋肉の緊張状態が変わったり
呼吸が変わったり、色んなことに注意が向く。
あああああ、面白すぎる。


そしてやり始めて数日経って、あれ?と気づいてしまいました。


・・・・視力がよくなってる!!!


私はもともと視力がいいのです。
でもここ最近、数ヶ月、一年ぐらい?
よく覚えてないけど、コンピュータやら
携帯やらのブルーライト浴びすぎも、多分あって
視界がぼやけたりすることが多く、
老眼かしら〜、、、って思うような状態にもなってました。
それが、このシリーズ開始後
数日経って、あれ、そういえば
視界がぼやけたりしてないな、となったのです。
ついでに右足の土踏まずがしっかりしてきたし。


この後もどんな面白いことが起こるか楽しみです。
自分のことなんて、実は全然知らないからね。
(そして宝物も沢山眠ってるのよ^^)

今度、集中して目のレッスンをする
ワークショップもぜひやりたいものです。
動きも変わりますよ〜^^。




2018年6月9日土曜日

共生とほんとの欲求



ジュネーブは市場が豊富。
うちの近所の大きな広場でも週3回、生鮮食料品中心の市がたちます。

ジュネーブは、ほ〜んとなんでも高くて、
市場ももちろん例外ではないのだけど、
とにかく質が良くて好き。

スイス人は日本人のように国産好き。
そして地元主義が強い(他の地域は
知らないけど、少なくともジュネーブは)。
ジュネーブ産!って売ってるものが多いもの。

種類も豊富で、こっちに来てから、
今まで見たことない野菜をたくさん見ました。
それから旬のものが何かがわかるのも楽しい。
これ、ほんとに週ごとに旬のものが変わっていくのですよ。
先週は、ズッキーニの花、生アーモンド、
スイカがたくさん出てた。
それからその前の週の続きでワイルド・アスパラガスも。

ズッキーニの花














生アーモンド














ワイルド・アスパラガス





















今週の旬は何かな?



さて、市場というと午前中が相場。

でも、コルナヴァン駅(ジュネーブのメイン駅)
の裏、グロットの市はちょっと変わっていて
毎週木曜日の夕方開催。
規模は小さいのだけど、
チーズとかパンとかつまみながら
アペリティフを楽しむ人が多くて、
楽しい雰囲気。
今や、仕事帰りにいっぱいやる場所として
特に夏は大人気なのだそう。

2、3週間前に行った時は
天気も良くて暑かったからか、大混雑。
出ているテーブルや立ち飲み場所も
いっぱいで、地べたに座って
飲んでる人たちで広場が埋め尽くされてた。

すごい人だなあと思っていたら、
その数日後に、グロットの記事が
地元新聞に出ていました。
地域活性化の為に地元住人たちが始めたこの市場。
成功しすぎで困ってる、と。
ちっちゃい広場なのに、夏は1000人以上
人が来たりするらしい。
市が終わってもそこに夜中まで居残ってたり、
近隣の住民が困っているので
行政が対策に乗り出した、というわけです。

巡回員を出して、市場終了後に居残る人を
なくす、とか、アペリティフを
提供する屋台の数を減らす、などの
常識的な(?)対策の他に、
ジュネーブの他の場所にも、
グロットのようなアペリティフを
楽しめる場所を作って一極集中を
避けよう、という案も出てるそう。

これ、いいですよねえ。

問題があるからといって、
禁止したり抑制したりするんじゃなくて、
もっと楽しくやっていける方法を
考えましょう、お互い気持ち
よく過ごせる方法を
探っていきましょう、というもの。
グロットの住民たちも、
この市がなくなってほしいとは
思ってないそうで、まさに共生政策ですね。



「お互い気持ちよく過ごすために」

そんな言葉は日本でもよく聞くけど
なんかちょっと違うんだな。
そこには強要感というか、「私も
我慢してるんだから、あなたも
我慢してよね」という匂いを感じちゃう。

昔は、私もそういうところが多々あったので、
よくわかるのですよねえ。

・・・いや、今でもまだまだ残ってる^^;

最近どうも夫に対して、イライラすることが多い。
何度言ってもやってくれない!
私ばっかり〇〇してる!(ずるい!)、
とか、よくあるそんなこと。

これ、まさに「私も我慢してるん
だから・・・」、ですよ。

でもって、「お互い気持ちよく」
あるために、私のいうことを聞け、
なぜなら私は正しいのだから、
なのよね。(あ、私の場合は、ですよ)

で、こういう場合、相手をコントロールして
言うことをきかせたからといって
自分が満たされるってことはないのです。
だって、「ほんとうの」欲求はそれじゃないから。

私のこの奥には何があるのかなあ。
またじっくり探ってみます。

だって、ほんとに「お互い気持ちよく」毎日を
過ごしたいものね。


グロットの木曜市
まだ早い時間なので、そんなに混んでないですね






















左の屋台は我が家がよく買うパン屋さん
どっしり重い、ハードコアな自然派パンが色々
美味しいのよ〜