カタカナで書くと、インテグレイテッド・ヒーリング、です。
・・・言いにくいですね(笑)
日本では、よくIH、とか、IHキネシオロジー、と呼ばれています。
創始者は、南アフリカ出身の、マチルダ・ヴァン・ダイクとイギリス人のニック・オリバーです(こちらが彼らのウェブサイト)。
セッションでは、筋反射テストを用いて、その人が真に向かいたい方向はどこなのか、またそこに行くのを妨げているものは何なのか、を探っていきます。受け手の体が、「今日のセッションに必要な情報はこれだよ」、と教えてくれるので、それをどんどん拾っていくのです。そうやって情報を集めていくと、そのセッションでの目標(その人が向かいたい方向)、そこに向かうために取り除くべきもの、例えば、潜在意識に組み込まれた不要な信念体系、思考のパターン、満たされなかった思いやトラウマから繰り返し湧き上がる否定的な感情など(本人の自覚のないものも多いです)がはっきりしてきます。
その段階になると、体は「情報収集はもう十分だよ」と言ってきて、「調整」に入る、という流れになっています。
ここでいう「望む方向」ですが、その人の顕在意識での望みと合致するとは限りません。例えば、親や周囲の人々、社会の期待をそのまま吸い込んで、それが自分の望みだと思い込んでいるケースもよくありますし、そこまで極端じゃなくても、そういった期待に知らず知らずに沿おうとして本来の望む道から外れてしまった、あるいは期待に反発して、その真逆に行こうとしている、などなど。私たちは、自分で思っている以上に周囲の期待や評価を相当気にしながら生きているのです。それは、人間が社会的動物であることとや、他の動物に比べてものすごく未熟な状態で生まれてくることを考えれば、生物学的に理にかなっている気もするのですけどね。
ただそれだと、つまり、社会通念や体裁や見栄や反発も取り外したところでの望み、に沿っていないと、だんだん生きづらくなってしまうのですよね。面白いことに(そしてとっても素晴らしいことに!)本来の望みから外れていると、身体は必ず何らかのサインを送ってくれるのです。なんか色々うまくいかないな、とか、イライラする、といった、モヤモヤ感かもしれない。あるいは、病気などの体の不調として出てくるかもしれない。または人間関係の問題かもしれないし、事故や怪我、なんていう形で現れるかもしれない。これらの一見否定的に見える事柄も、実は身体からのお知らせなわけです。いや、きっと身体よりもっと向こうからなんだろうなあ、と思っていますが。
私はこれまで、結構な回数のIHセッションを人から受けてきて、さらにその回数を軽く上回る数の自己セッションをやってきています。だってね、めちゃくちゃ面白いのです。セッションのたびに、どんどん気持ちが軽くなっていく、日々の生活が楽しくなっていく、そして体調もよくなっていくのですから(*個人の感想です)。
そして毎回のように深い気づきや面白い発見があるのです。自分の知っている(と思っている)自分、なんて実に限られたごく一部の自分、あるいはただの勘違い(! ^^;)であり、本当は全然自分のことなんて知らなかったんだなあ、と、いつも思い知らされるのです。
というわけで、IH。とってもとっても面白いです☆
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